今日の母は頭がクリア・・・

今朝、いつものように母のお世話をしていると

「○○○○?」と回らぬ舌で聞かれました。聞き返すと

「今日休み?」と聞いています。

「ううん、休みじゃないよ。」

「日曜日?」

「日曜日じゃないけど、休みなの。」と言うとにっこり。

しばらく私は作業を続けます。続けながら、鍼灸師の80歳の方に、「お母さんの足さすってやれ。さすりながら、あんたがもんでるんだよ、とお母さんに言うんだよ。そうすれば、俺がもむよりお母さんにとっては、なんぼかきくんだ。」と言われたことを思い出しました。

2月に母が入院してから、なんとか都合をつけてできるだけ母のそばにいるようにしてきました。でも休みなのか?ときかれたことはなかったので、介護休暇を母のために取得したことを話していませんでした。なので

「家族を看護する休暇があるの。お母さんを看護するために休んでるんだよ。」と言いました。

母がうれしそうににっこりして、「いい時代らね」ともごもご言ったような気がしました。

いつもより、頭がクリアだなあ、うれしいなあとおもっていたら、ほどなくして、

「ばあちゃんいまどこにいる?」と言います。

「ばあちゃんて○○のばあちゃん?」

「うん」と言います。母の母のことです。90歳の母の母ですから、40年以上前に他界しています。

とても真剣な目をして、

「ばーちゃんどこにいる?」と再度聞いてきます。

「わからない。××にいるんじゃね?××に行きたい?」と問うてみます。××は母の実家があった場所です。

「行きたくない」と答えます。

うそです。夕方になると××に帰る気満々になるのを私は知っています。

でも、行きたいといわれなかったので内心ほっとします。

母の頭はクリアになったり、80年前に戻ったりしています。